【中医薬膳】梅干しのススメ
中医薬膳
ちょうど今梅干しを漬ける時期ですね
梅干しは梅雨の頃につけ始め
土用に入った頃に梅を干し始めます
塩で梅を漬けて、梅酢が出た頃に赤紫蘇を入れて色をつけます。
その後土用の頃に梅を天日干しにします。
昔から、梅干しを漬けて滲み出た梅酢を取っておいて
夏にお腹を壊した時に飲むと、腹痛が治ると言われています。
さらに梅干しを焼いて黒くなった梅干しは
風邪の治療に良いとされています。
昔の方が言い伝えでやってきたこの行為
とっても理にかなっているんですね!!
特に梅を黒く焼いたものは
漢方薬では
「烏梅」
と呼ばれて、咳止めや下痢、虫下し、嘔吐などに使われます。
そして梅酢にはクエン酸やリンゴ酸がたっぷり!
特に梅ポリフェノールが豊富に入っており、
整腸作用や収斂作用があるために
下痢や便秘にとても良いんですね。
今では梅干しはダイエットなどにも良いとされていますよね。
殺菌作用もあるので、日本人の毎日の梅干しは、免疫力の助けにもなっていたのかも