【中医薬膳】ワインの薬膳的効果
ワインは体にいいということはみなさんご承知の通りでしょう。
西洋医学的には、抗酸化作用が強いなどと言われています。
では、中医学的に見た場合、ワインはどの様な効果があるのでしょうか
【白ワイン】
まずは五行学といって中医学で全てのものを5つに分ける考え方で見ます。
◆五性:温(体を温める性質を持っています)
◆五味:辛・酸・甘(5つの味のうち3つの味を持っています)
◆帰経:心・肝・脾(関連のある中医学でいう臓器)
◆効能
・体の巡りを良くする
・消化の促進をする
・殺菌効果がある
・体の潤いを保つ
・リラックスさせる
よく魚料理に白ワインが合うと言いますが、
魚介に対する殺菌効果も理由の一つだったんですね。
中国では体を温めるお酒に
紹興酒(紅酒)がありますが、
上海蟹などを食べるときに必ず生姜と紹興酒を一緒に合わせます。
蟹などで冷えた体を温める理由と、殺菌の目的で合わせるんですね。
【赤ワイン】
ポリフェノールたっぷりと言われる赤ワイン。
抗酸化作用が強く、目にも良いと言われますが、薬膳としてはどうでしょうか。
◆五性:温(体を温める性質を持っています)
◆五味:酸・甘・渋・辛(5つの味のうち4つの味を持っています)
◆帰経:心・肝・脾(関連のある中医学でいう臓器)
◆効能
・体のエネルギーや血を作る
・体の巡り、血液の巡りをよくする
・体を温める
・リラックスさせる
赤ワインは味が酸・渋ですので、
摂りすぎると肝だけでなく脾(中医学では消化器官)も痛めますので
摂りすぎには注意しましょう。
動脈硬化予防や、認知症などにも効果があるのではないかと言われています。
中国では
「玉ねぎワイン」
最近家庭で作られている様です。
日本で大流行と言ってますが・・・・
玉ねぎ2玉を500mlの赤ワインで1週間漬け込み
ワインと玉ねぎを分離して冷蔵庫で保管します。
ワインを1日50mlずつ飲むだけで
様々な生活習慣病の改善に役立つ様ですよ!
一度お試しあれ!